保育日記”望遠レンズ”(H25年10月~12月)

もちつき大会

12月20日(金)

 「も~い~くつ、ね~る~と~、おしょ~が~つ~♪」

そうです! お正月を迎えるには「お・も・ち・つ・き」…です。

クリスマスケーキもいいけど、やっぱり日本人はおもちでしょう!

ということで、毎年恒例のおもちつきをしました。

 

子どもたちも朝から張り切って、つく気満々です。

クラスごとに仲良し仲間が協力して一緒に杵をもってつくのです。

 

そして、つき上がったおもちをみんなで食べます。

しっかりつけているので、おもちがなが~く伸びてみんなびっくりです。

何もつけない白餅でも、つきたてだから本当に美味しいのです。

「もっとちょうだい~!」って、おかわりをする子どもたちもたくさんいます。

でも、あんまり食べ過ぎると、お昼ごはんに響くので、ほどほどにね!

つきたてお餅をいただきながら、やっぱり日本人に生まれてよかった~とつくづく思いました。

2歳児お楽しみ会

12月7日(土)

 今年度のトップを切って、2歳児のお楽しみ会がありました。

昨年度はまだ1歳児だったので、今年がお楽しみ会デビューの子どもたち。

さて、いったいどんな姿を見せてくれるのかしら?と楽しみにしながら当日を迎えました。

すると…

すみれ組、コスモス組、すずらん組それぞれのクラスカラーが鮮明に出ていて…

見る方としては、とても面白かったです。

 

音楽のリズムに合わせてノリノリで踊ったり

なぜか異常にハイテンションだったり

逆に恥ずかしさのあまり、カチンカチンに固まってしまったり

そして我慢も限界にきて、ついには泣き出したり…

と、実に様々な表情を見せてくれました。

 

でも、まさにこの姿こそが2歳児のリアルな姿なんですね。
さて、2歳児の保護者の皆様はどのように感じられたでしょうか?

収穫祭
11月29日(金)

 お米作りの一連の工程が終了したので、いよいよ次は収穫祭です。

園庭にかまどを造り、薪を燃やして大なべで豚汁を作ります。

朝いちで子どもたちが切った野菜を鍋に入れたあと、調理をするのは先生たち。

その様子を見ようと、周りには大勢のギャラリーが…。

見てください!高みの見物をしようと遊具の上までびっしりです。 

 

外の大鍋で豚汁が煮えている間、ホールではマリンバ演奏会です。
この日は、新任職員たちのマリンバデビュー。

初めて、子どもたちの前で演奏するのです。

曲目は「エンターティナー」

軽快なリズムの楽しい曲なので、子どもたちもノリノリです。

この日のために、4月から毎月小幡先生の厳しいレッスンに頑張ってきたのです。

 

さてその演奏は…とてもよくできました。

 

マリンバ演奏会が終わるころ、豚汁もできあがりました。

そして、これからみんなで外で会食です。

アツアツの豚汁と一緒に食べるサラダもおにぎりも、ぜ~んぶ自分たちで作りました。

でも、それにしても外で食べるご飯はなんて美味しいんでしょう!

いつもと違う雰囲気に、おしゃべりもいつも以上に弾みます。

先生たちも今日は童心に帰って子どもみたいです。

少し寒かったけど、みんなとても楽しそうでした。

 

もみすり

11月27日(水)

 お米作りもいよいよ最終章。

今日は先日脱穀したお米を、もみ殻と玄米に分ける作業です。

保育園のテラスに大きなもみすり機を運んできて、モミを機械の中に入れます。

すると、見る見るうちに出口から真新しい玄米がまるで水のように流れ出してきます。

それを子どもたちがバケツで受けるのです。

うわ~い、お米だお米だ!

 

 流れ出てくる玄米を手で受けながら、「きもちいい~!」と喜んでいる子どもたち。

確かに…気持ちよさそうですよね。

でも、これは遊ぶものではありません。

みんなが一生懸命汗を流して、もみまき、田植え、稲刈り、脱穀、そしてもみすり…と頑張って作ったお米なのです。

だから、一粒たりとも疎かになんて出来っこありません。

 

もったいな~い!

 そんな気持ちを子どもたちも持っているのでしょう。

ふと見ると、小さな手で一粒一粒こぼれたお米を拾っているではありませんか!

さすが…自分たちで作ったお米に対する思い入れは格別のようです。

近年、日本人のお米離れが言われていますが、こうやって自分たちで作る経験をすると、やはり違いますね。

日本人の心を育てるためには、まずは主食のお米を好きになってもらわないと…。

これからもお米作りを大事にしていきたいと思っています。

脱穀

11月19日(火)

 稲刈りから約2週間、刈り取った稲をはぜかけで干していました。

今日はその干した稲を足踏み脱穀機でわらともみにより分ける作業です。

一束ずつ稲束を持って、列に並んだ先にあるのが足踏み脱穀機。

今の時代、こんな機械でやっている農家はないと思いますが、私たちはあくまでも昔ながらの方法にこだわっています。

これだと子どもたちでもできるのです。

 

わらで遊ぶ

 さて、脱穀が終わったあとのわらですが…

3歳以上の子どもたちは、毎年、田んぼでわら山を造って遊ぶのですが、3歳未満児たちはわざわざ田んぼまでは行けないので、園庭に造ったわら山で遊びます。

 

生まれて初めてわらで遊ぶ1~2歳児は、最初はおっかなびっくりですが、慣れてくると気持ちよさそうに寝っ転がったりして、面白がって遊んでいる様子がうかがえます。

 

稲刈り

10月30日 

 いよいよ今週から稲刈りウィークが始まりました。

1週間かけて各クラスごとに田んぼに出かけて稲を刈り取ります。

5歳児は週末に予定している親子ふれあいデーで、親子で稲刈りをすることになっているので、クラスでの稲刈りは3~4歳児だけです。

でも、30日のさくら組だけは例外です。

実はこの日は、Oniビジョンさんが取材に来るということで、急遽5歳児も一緒に行くことになったのです。

鎌を使う
 なぜ5歳児も一緒に行くことにしたかというと…

5歳児が鎌を使って稲刈りをするところを撮影したいという、Oniビジョンからの要望があったからです。

ならば…と5歳児たちも張り切って一緒に行ったわけです。

でも、危険な鎌を使うのは初めてなので、学童の先生たちから使い方の説明をしっかりと聞いてから始めました。

しかし、そこはやはり5歳児ですね。結構上手に使うことができていました。

ホンモノだから真剣…
 いつもはワンパクな男の子も、この時ばかりは慎重。

ホンモノの鎌なのでケガをしないように…と、見るからに神経を集中して稲を刈っていました。

子どもってコツをつかむとすぐに上手になりますよね。

何ごとも危ないからとさせないでいると、いつまでたっても上達はしません。

くりかえし失敗や練習を積み重ねて、初めてうまくなるものです。

そして、嬉しそうにこういうのです。

「オレ、鎌で稲刈り、上手にできるんでえ~!」

ボクらはハサミでチョキチョキ…

 一方、3~4歳児はハサミでチョキチョキと稲刈りです。

これ…結構力が要るんですが、子どもたちは頑張って一本一本稲を切っていきます。

稲刈り…と言うより、稲切り…と言った方がふさわしいですね。(笑)

でも、5歳児さんになったら、自分たちもホンモノの鎌を上手に使って、カッコよく稲刈りができる…と楽しみにしていることでしょう。

それまでは、ハサミでチョキチョキ…。

 

刈ったどー!
 

5歳児の鎌での稲刈りの大活躍が功を奏してか、あっという間に稲が刈り取られた田んぼが広がっていきます。

この日は好天に恵まれて雲ひとつない秋空の下で、子どもたちも思う存分稲刈りを満喫したようです。

男の子だけでなく、女の子たちもこのとおり…。

刈り取った稲の束を高く掲げて、「獲ったどー」ならぬ「刈ったどー」の雄叫びが聞こえてくるような、とってもいい表情です。 

Oniビジョンのインタビュー

 そんなさくら組の稲刈りの様子を取材に来ていたOniビジョンさん。

「鎌を使うのはどう?むずかしい?」とか、「稲刈りは楽しい?」とか、さまざまなインタビューを子どもたちにしていました。

5歳児はマイクを向けられても何とか答えていましたが、3~4歳児はキョトンとして黙ってばかり…でした。(笑)

でも、2時間くらいかけて取材したにもかかわらず、実際の放映を見ると、あっという間だったようです。

ま、テレビの取材ってそんなもんですね…。

はたらきものの子どもたち
 刈った稲は束にして、ホスベーというはぜにかけて干します。いまどき、こんなふうに天日干ししている農家はまずありません。

でも、昔はどこでも見られた日本の秋の光景です。

人によっては、「やっぱりお米は天日干しが一番おいしい!」という人もいます。

日本の伝統的な米作りを子どもたちに体験してもらいたいので、そこは私たちのこだわりでもあります。

それにしても…「白雪姫と7人のこびと」のように、本当に働き者の子どもたちです。

実に頼もしいじゃありませんか!

5歳児お泊り保育

10月18日(金)

 雨の運動会が終わった約2週間後、5歳児恒例のお泊り保育がありました。

出発の朝、大きなリュックを背負い、整列して、注意事項に耳を傾けている子どもたち。

いつもの園内活動と違い、園外の公共施設で一泊二日の集団活動をするので、当然いろんなお約束やルールを守る必要があります。

こうしたことも、この宿泊保育の大きなねらいなのです。

 

年下の異年齢児に見送られて…
 来年春からは小学校に入学する5歳児さん。

同じクラスの年下の3歳児、4歳児にとっては憧れの存在です。

「5歳さんって、すごい! パパやママと離れて一人でお泊りできるんだ…!」ってね。

そこで、毎年お泊り保育に出発する時には、お留守番の3~4歳児たちがこうやってトンネルをつくってお見送りをします。

折角のご厚意、そして激励のアーチなので、もちろん通らないわけにはいきません。

でも…実は、これが…結構体力を使うんです。(笑)

 

みんなで食べるとおいしいね!


 一日目の野外活動が終わり、お楽しみの夕食です。

しっかり自然の野山を歩き回った後なので、みんなお腹はぺっこぺこ…。

メニューも子どもが大好きな物ばかりだったせいもあってか、あっという間にペロリと平らげてしまう子がほとんどでした。

それにしても、みんないい顔してますよね~。

こうやってみんなで食べると、余計に美味しいのでしょう。

 

キャンプファイヤーだ!


 夕食が済んであたりが真っ暗になった頃、お楽しみのキャンプファイヤーが始まります。

雨だったら室内でキャンドルサービスなのですが、この日は晴れていたので戸外でキャンプファイヤーです。

やっぱり、お泊り保育はキャンプファイヤーですよね~。

暗闇の中に燃えさかる炎を見つめながら、厳粛な面持ちでトーチを掲げている点火係の子どもたち。

友愛、感謝、奉仕など、一人ひとり「〇〇の火」と覚えて言うのが難しかったけど、本番ではとても上手に言えました。

い~い湯だな!
 

 キャンプファイヤーが終わると、いよいよお風呂!

これがまた、楽しいんですよね~。

まさに、裸のつきあい…。

大きなお風呂にみんなで入って、お湯をかけあったりじゃれあったり…中にはルールを守れず泳ぎだしたりする子もいたり、こんなふうにカメラポーズをとる子もいます。

 

でも、それほど楽しいってことですね。

おやすみなさ~い!

 長くて楽しかった一日目が終わり、これからみんなで寝るところです。

応援に駆けつけてくれた元担任の先生も一緒になって「ハイ、ポーズ!」…楽しいひとときです。

お母さんやお父さんがいなくても、大好きな先生や仲良しのお友だちがいれば大丈夫!

ちっとも寂しくなんかないよね~。

いえいえ、そんな子ばかりではないのです。ちょっぴりホームシックになる子もいるにはいるのです。

でも、がんばるんです。

だって、もうすぐ1年生なんだもん!

雨の運動会
10月5日(土)

 

2~3日前から天気予報とにらめっこしながら

「運動会…大丈夫かなあ~?」と心配しつつも

「大丈夫!ぜったいできるから…」と

なぜか根拠もなく強気な高島第一保育園…。

 

とうとう運動会当日の朝を迎えました。

 

雨…

 

が、しかし…

天気予報ではそれほどの大雨にはならないらしい…。

 

「だったら、何とかできるんじゃない?」

「思い切って、やっちゃいましょう!」 

「だって…、中止にしたらきっと子どもはガッカリするよ。」

「そうそう、順延にしたらお仕事のお父さんもいるんじゃない?」

 

…ということで、無謀にも運動会、やりました!

5歳児鼓隊行進

 

まず最初は恒例のお楽しみ

歳児の鼓隊行進からスタートです。

 

この日のために、夏頃から練習してきました。

(ま、ほどほどにね…。)

 

で、子どもたちは雨にも負けず

 

大張り切りの演技を披露してくれました。

開会式

 

カッコいい5歳児の鼓隊行進が終わると

 

 2歳以上児全員による入場行進。

 

そして、開会式です。

 

傘さして応援してくださっている保護者の皆さんからは

 

大きな声援の拍手が送られました。

 

選手宣誓

 

「せんせい!ぼくたち、わたしたち、いっしょうけんめいがんばります!」

 

カッコよく選手宣誓を決めてくれた5歳児の男の子。

 

実に堂々とした態度で、ハッキリと大きな声で言えました。

 

みんなの注目を一身に浴びて…。

2歳児「集まれ!ちびっこモンスター!」

 

年齢競技のトップバッターは可愛い2歳児。

 

ちびっこモンスターになっての登場です。

 

お母さんやお父さんの姿を見つけても

 

泣かずにがんばって演技する子どもたち。

 

最後はパパママに「応援いっぱいありがとう!」

5歳児親子競技

 

今年で保育園の運動会は最後の5歳児。

 

恒例の親子競技で、保育園の思い出づくりです。

 

この競技での子どもたちの笑顔は毎年最高です!

 

ここぞとばかりにパパやママに甘えられるからです。

 

最後は肩車や抱っこで場内一周して、退場。

3歳以上児 さくら・ふじ組「ボディコンバット忍者」


3歳以上児クラスのトップバッターはさくら・ふじ組。

以前このページにも書きましたが、8月のある日、操山の忍者にお手紙を書いた子どもたち。

「忍者修業を教えてください」…と。

すると、9月に本当に保育園まで教えに来てくれました。

そして、今日の運動会にも…!

2人の忍者の登場にビックリの子どもたち。

おまけに、カッコいいバック転まで見せてくれて…。

観客の皆さんも大喜びでした。

3歳以上児 たんぽぽ・うめ組「秋だ!祭りだ!大豊作だ!」

 

お次の登場は、たんぽぽ・うめ組です。

ピーマンの緑とトマトの赤のマントを羽織り、野菜パワーでいろんな種目に挑みました。

そして、最後は「ロックソーラン節」。

夏休みの終わりに、学童保育こばとクラブの小学生たちが、保育園のホールで踊って見せてくれた踊りです。

そのカッコいい姿にあこがれた子どもたちの思いが伝わってくるような、とてもパワフルな踊りでした。

3歳以上児 きく・もも組「まつりだ!まつりだ!きく・もも合戦!」

3歳以上児クラスの最後は、きく・もも組です。

おそろいのハッピを来た子どもたちが、2クラスで対抗合戦を繰り広げました。

最後の5歳児の手作りのおみこしを担いでの登場で、お祭り気分は最高潮に…。

そして、何と!生演奏つきの「こばと音頭」をみんなで踊って締めくくり。

高島第一保育園オリジナルの、この音頭ができたのは20年以上も前のこと。

懐かしい音頭が久し振りに復活して喜んでいます。

保護者競技

 

今年は最後のリレーの前に、保護者競技を行いました。

雨でも頑張っている子どもたちに負けないように…と、各クラスから4人ずつ保護者の皆さんが張り切って参加してくださいました。

競技は「4人一組 棒もってGo!」

保護者チーム対職員チームの対抗で、大いに盛り上がりました!

勝負はわずかの差で、職員チームの勝ち!

やったね!

 

年齢別クラス対抗リレー

 

小雨の中、何とか運動会は終わりに近づいてきて、いよいよお楽しみのリレーです。

3歳児のリレーは直線を走る折り返しリレー。

練習を始めた頃は、途中で立ち止まったり、バトンを放り投げたり…と、好き放題だった3歳児のリレーも何とか様になってきました。

4歳、5歳ともなると、トラックを一周するリレーになり、走る姿もカッコよくなります。

勝ち負けにもこだわりが出てきて、悔し涙も…。

やはり、リレーは運動会の華…ですね。

「応援いっぱいありがとう」

 

最後のリレーで大いに盛り上がった後は、雨にもかかわらず、観に来て下さった全ての方々に、感謝の気持ちを伝える「応援いっぱいありがとう!」です。

 

お陰さまで、何とか無事に、大雨に降られずに運動会を終えることができました。

 

これもひとえに、応援してくださった皆様のお陰です。

心から感謝申し上げます。ありがとうございました。

 

金メダル

 

さて、すべてのプログラムが終了した後で、担任から子どもたち一人ひとりに手渡されたのは…

 

運動会をがんばった子どもたちに

ごほうびの金メダルです。

 

「見て見て!ほら、金メダルもらったよ~」

 

…と、得意げに見せてくれました。